【ネタバレ】映画『キャラクター』Fukaseが怖すぎる…狂気の怪演

漫画・映画
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こんにちは、映画とサスペンスが大好きなコロ助です!

今回は、ずっと気になっていた映画『キャラクター(2021)をついに観ました。
「自分が描いたキャラクターが現実に現れたら…?」という斬新な発想に、予想を遥かに超える展開と狂気の演技——観終わったあと、しばらく放心してしまいました。

主演は演技派・菅田将暉さん、そして殺人鬼役にはまさかのFukase(SEKAI NO OWARI)

この記事では、ネタバレありで映画『キャラクター』の感想と考察を語っていきます。
未視聴の方はご注意ください。

画像出典:映画『キャラクター』公式サイト

🎬 映画『キャラクター』基本情報

  • 公開年:2021年
  • 監督:永井聡
  • 主演:菅田将暉、Fukase
  • ジャンル:サスペンス/スリラー/ミステリー
  • 原案:長崎尚志(『20世紀少年』『MASTERキートン』など)

📖 あらすじ(ネタバレなし)

売れない漫画家・山城圭吾(菅田将暉)は、「悪役が描けない」という性格に悩み、作品が評価されずにいた。
そんなある日、漫画の取材で訪れた住宅街で、偶然にも凄惨な一家殺人現場を目撃してしまう。

その体験をもとに描いた漫画『34(さんじゅうし)』が大ヒット。
しかしそれは、彼の人生を大きく狂わせていく始まりだった──。

🌟 評価とおすすめポイント

👀 観てほしい度:★★★★★(5/5)

唯一無二の“創作と狂気”が交差する物語。

こんな人におすすめ:
– 狂気を孕んだキャラクターにゾクッとしたい
– 「現実と創作の境界」に興味がある人

📖 ストーリー満足度:★★★★☆(4.5/5)

二重三重に張り巡らされた構成がスリリング!

こんな人におすすめ:
– 複雑なストーリー構成が好き
– 考察しながら観たいタイプ

🩸 グロ・狂気度:★★★★★(5/5)

Fukaseの異常性にゾッとする。視覚的にも精神的にもグロ注意。血の量多め。

こんな人におすすめ:
– サイコパス的キャラが好き
– 『ミュージアム』や『冷たい熱帯魚』が刺さった人

🔍 見どころと感想(ネタバレあり)

① 菅田将暉の「追い詰められ演技」が圧巻

主人公・山城が「描くこと」と「罪」に藤する姿がリアル。
虚ろな目、滲む汗…その演技から創作の代償がにじみ出ます。

② Fukaseの怪演が想像以上

無邪気な笑顔で人を殺す異常犯・両角。
Fukaseの「演技未経験」とは思えない狂気っぷりが話題になるのも納得。
「先生も、殺してるじゃないか。漫画の中で」このセリフが頭から離れません。

③ 「創作」と「現実」が交差する怖さ

山城は漫画に現実が侵食していく恐怖に飲み込まれていく。
創作にのめり込むことで、作家自身が“キャラクター”に変貌していくような描写が印象的でした。

④ 最後の5分が意味深…漫画と現実の境界線が崩れる

クライマックスでは、山城が両角にトドメを刺そうとする瞬間、警察が発砲。
その構図が、山城の漫画の最終話と“そっくり”という衝撃。

漫画では犯人が漫画家を刺す構図
・現実では漫画家が犯人を刺す構図

この“逆転”が示す意味とは…?

🤔 個人的考察|「両角」と「山城」、本当のキャラクターは誰?

裁判のシーンで両角が言う「僕は…誰?」というセリフ。
これは、彼が誰かの戸籍や“人格”を借りて生きてきたという示唆にも聞こえます。

つまり、両角自身も誰かが“創ったキャラ”なのかもしれない。
その延長線上にいるのが山城で、彼もまた創作に呑まれてキャラに成り代わっていった…?

この映画では、「誰が現実の人間で、誰が創られたキャラなのか」が曖昧になる恐怖があります。

🎯 こんな人におすすめ!

  • ただの殺人事件では物足りない
  • キャラと物語がリンクする作品が好き
  • 創作と狂気の境界に興味がある
  • 「SEKAI NO OWARI」Fukaseの演技が気になる

🔍 補足しておきたいポイント3選

ここからは映画『キャラクター』をさらに深く味わいたい方のために、作品の背景や補足情報をまとめました。

ちょっとした豆知識もあるので、気になる方はぜひ読んでみてください。

🎬① 脚本に約10年かかった背景

この映画は、脚本・原案を手がけた長崎尚志さんが約10年の構想期間を経て完成させたものと公表されています。
その長い年月があってこそ、ストーリーの緻密な構成やキャラクターの深みが生まれたのかもしれません。

「創作とは何か?」というテーマにここまで迫った映画が生まれたのは、制作者の本気度ゆえと言えるでしょう。

🎼② 音楽はSEKAI NO OWARIではない

主演がFukaseさん(SEKAI NO OWARI)ということで、「音楽もセカオワ?」と思う方も多いかもしれませんが、劇中音楽はYaffle(小島裕規)さんが担当しています。

セカオワの世界観とは異なる、静かで不穏な音楽が映画のトーンと見事にマッチしており、観る側の緊張感をさらに高めています。

📖③ 漫画版・小説版との違い

映画『キャラクター』はコミカライズもされており、漫画版・小説版ではオリジナルのラストが描かれています。

映画を観た後に漫画版や小説版を読むことで、「創作と現実」「加害者と被害者」などのテーマがさらに深く感じられる構成になっています。
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📝 まとめ

『キャラクター』は、観終わったあと、「あのキャラクターは何だったのか?」と考え込んでしまうような映画です。

創作と狂気、現実とフィクションの境界を曖昧にする、唯一無二のサスペンス映画です。
創作とは“命を削る行為”——それを文字通り体現した山城の姿は、観る者に深い余韻を残します。

「キャラクターの怖さ」と「人間の本質」に触れたい方に、ぜひおすすめの1本です。

 

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